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SKYACTIVテクノロジーをフル搭載

MAZDA CX-5

プロフィール

SKYACTIVテクノロジーを初めてフル搭載

いよいよ激戦となってきた次世代エコカー。HV車(ハイブリッド)、PHV車(プラグイン・ハイブリッド)、EV(電気自動車)と各メーカーは燃費向上のために最先端技術を競い合っている。そこへマツダが投入したのはデミオのSKYACTIVという聞き慣れない車種だった。HVやEVではなく、従来のガソリン車でリッター25kmもの低燃費を実現したデミオを見て「マツダらしい」と感じたのは私だけではないだろう。
 しかしデミオに採用された技術の正式名称はSKYACTIV-G。即ち「新世代高効率ガソリン直噴エンジン」であり、これはSKYACTIVテクノロジーの一端に過ぎなかった。続くアクセラではSKYACTIV-DRIVE(新世代高効率オートマチックトランスミッション)が追加採用され、遂にCX-5でSKYACTIV-D(新世代クリーンディーゼル)、SKYACTIV-CHASSIS(新世代高性能軽量シャシー)、SKYACTIV-BODY(新世代軽量高剛性ボディ)も採用されることで、SKYACTIVフル搭載となったのである。
 SKYACTIVとはエンジンやトランスミッションなどパワートレインの効率化や車両軽量化、空力特性の改善などから成るベース技術。
 しかしデミオに採用された技術の正式名称はSKYACTIV-G。即ち「新世代高効率ガソリン直噴エンジン」であり、これはSKYACTIVテクノロジーの一端に過ぎなかった。続くアクセラではSKYACTIV-DRIVE(新世代高効率オートマチックトランスミッション)が追加採用され、遂にCX-5でSKYACTIV-D(新世代クリーンディーゼル)、SKYACTIV-CHASSIS(新世代高性能軽量シャシー)、SKYACTIV-BODY(新世代軽量高剛性ボディ)も採用されることで、SKYACTIVフル搭載となったのである。
 SKYACTIVとはエンジンやトランスミッションなどパワートレインの効率化や車両軽量化、空力特性の改善などから成るベース技術。マツダは今後、SKYACTIVを基本にi-stopや減速エネルギー回生技術、ハイブリッドシステムを段階的に拡充して行く予定という。

独創的なコンセプトと技術を凝縮

基本ラインアップはクリーンディーゼルとガソリンに大分される。各々に4WDとFFが設定されるが、XD(クロスディー)と名付けられたディーゼルの方がバリエーション豊かなので、ブランドイメージ面でも実用面でもこちらがウリとなる。
 取材させて戴いた北海道マツダ手稲店によれば、発売直後、現車がない状態での受注も多かったそう。更に現車に乗ってみてガソリンからディーゼルに変更したドライバーも多いとか。ディーゼルを選んだオーナーは実に70%に及ぶ。それもそのはず、全長4,540×全幅1,840×全高1,705mmと大きすぎないディメンションにまとめられたスタイリッシュな外観に、JC08モード18.6km/l(10.15モードでは19km/l)もの低燃費を誇る4WDのSUVである。
 そして根底に流れるのは「走る歓びと優れた環境安全性能の両立」を標榜するマツダのメーカーとしてのコンセプトである。特にCX-5はSKYACTIVフル搭載の新開発車。魂動(こどう)〜SOUL of MOTIONというコンセプトのもと、SUVのスタイルを、マツダが変えるとまで言い切っている。

マツダ CX-5詳細写真

インプレッション

「これがディーゼル?」誰もが驚くであろう驚異的な走行性能

ともあれ気になるのは、その走行性能。試乗したのはXDだが、ディーゼルとはとても思えない豪快な走りっぷりに心底びっくりした。事前に「先ずは踏んでみて下さい」と言われた理由がその瞬間に理解できた。XDは2.2Lのディーゼルエンジンをターボで加給し、実に42.8kg・mという大トルクを得ている。しかもトルクピークは2,000rpmであり、まるでガソリンのNA3L並みのトルク感なのである。
 走り出す前のアイドリング状態でマフラーからの排気ガスをチェックしたが、嫌な匂いもなく、エンジンの騒音・振動もガソリン車となんら変わりないことに驚かされた。それがなんとも俊敏な加速を見せるのだから、二度三度びっくりさせられてしまった。トルクに優れるディーゼルだけに、アクセルを踏み込んでもキックダウンせず、そのままグイグイと加速していく。この感覚はとても新鮮だ。
 コーナリングでの挙動は小気味良い。弱アンダーステアから若干ニュートラル寄りの感覚で、ステアリングを傾け、アクセルを離すと鼻先が自然な挙動でスッと曲がる。1,700mmを超える全高、1.6tを超える車重のクルマとしては極めて優秀な挙動と言える。

上級車にも引けをとらない、充実の安全装備

内装はシンプルでスポーティ。SUVとは言え、シート座面はあまり高く設定されておらず、運転感覚も乗降感覚も、乗用車に近い。このため前後ともヘッドクリアランスにはゆとりがあり、後部座席で身長170cmのリポーターが座った際、頭上には拳2個分のスペースがある。
 また様々な安全装備が奢られている点でもマツダの気合いが感じられる。全車標準装備ではサイド/バックのモニター映像をルームミラーで見られたり、DSC(横滑り防止機構)+TCS(トラクション・コントロール・システム)、瞬間再始動のi-stop(アイドリングストップ)、瞬間燃費・平均燃費・走行可能距離などはもちろん、コーチング機能・ティーチング機能を備えたi-DM(インテリジェント・ドライブ・マスター)などが挙げられる。グレードごとの装備及びメーカーセットオプションでは、低速走行中にフロントガラスに設置されたセンサーで前方車両を感知し、ブレーキを自動制御するSCBS(スマート・シティ・ブレーキ・サポート)、低速時や停止時、前方に障害物が検知されているにも関わらずアクセルを一定以上踏み込むとエンジン出力を制御するAT誤発進抑制制御、後方からの接近車両を知らせ、その状態でウインカー操作するとインジケーター点滅とブザーで警告するRVM(リア・ビークル・モニター)などが挙げられる。
 徹底したこだわりで基本設計から磨き上げ、持てる技術の粋を集めて誕生したCX-5。市場での反応がとても楽しみな一台と断言できる。

テキスト:横山 聡史(Lucky Wagon)、Photo:川村 勲(川村写真事務所)、取材協力:北海道マツダ販売 手稲店(011-683-2040)

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