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人気好調の「スズキ スペーシア」にアウトドアテイスト満載の新モデル「GEAR」が誕生!

プロフィール

確固たる経営理念からトップメーカーへ!

 スズキの創立は明治42年に創業者である鈴木道雄が設立した「鈴木式織機製作所」が起源といわれる。その工房をスズキの創業だとすればすでに110年、おそらく日本の自動車メーカーの中では最も古い起源を持つのではないだろうか。そして鈴木道雄は将来必ず自動車の時代が来ると古くから自動車開発部門を開設していた。

 太平洋戦争の終戦後、その自動車への想いは加速し、モーターバイクの生産からスタートし、スズキから初の軽自動車が発表されたのは昭和30年のこと。それが日本初のFF軽自動車である「スズライト」だった。それが大評判を呼び、スズキは本格的に自動車メーカーとしての道を歩みはじめる。

 昭和44年に発売された「フロンテ」、昭和47年の「ジムニー」、さらに昭和56年の「アルト」の大ヒットが決定的要因となり、軽自動車部門では昭和48年から平成18年までの34年間連続で、販売台数日本一の座を守り続けてきたのである。もちろん昨年も国内軽自動車販売台数のベスト10にスズキは4銘柄を送り込む実績を残している。それが「ワゴンR」、「ハスラー」、「アルト」などだが、トップの販売実績を挙げているのが「スペーシア」である。

 その平成25年に発売となったスペーシア、ロングホイールベースの新プラットフォーム「HEARTECT」を採用し、インパネの内部構造やレイアウトの工夫によりクラス最大の室内長を確保している。さらに最長10秒間、モーターによるクリープ走行を可能にしたマイルドハイブリッドを搭載し、さらにJNCAP予防安全性能アセスメントにおいて「ASV++」という高評価を獲得した衝突軽減ブレーキ、誤発進抑制機能、車線逸脱やふらつき警報機能などの安全対策をすべて盛り込んだ「スズキセーフティサポート」も万全、まさにスペーシアこそスズキの技術すべてを注ぎ込んだ自信作と言えるだろう。

スズキ SPACIA GEAR詳細写真

インプレッション

軽トールワゴンに新たな魅力をプラス!

 軽自動車には厳格な規制がある。エンジン排気量は当然ながら、全長、全幅、全高、すべて規格が定められ、それを逸脱することはできない。だからこそデザイナーやエンジニアの能力が試され、ウデの振るい甲斐もあるのだが、究極まで突き詰めればどうしても似たようなデザインになるのは避けられまい。だからこそ細かい意匠や使い勝手、ライフスタイルにまで踏み込んだ提案力が重要になってくる。その点で、スズキ・スペーシアは秀逸なのだ。

 そのスペーシアに昨年の12月20日からラインナップに加わったのが「GEAR」である。実際に現車を見て、なにより印象に残った変更点はフロントマスクだ。これまでのスペーシアやスペーシア・カスタムとはまったく違い、丸型ヘッドランプに、フォッグランプを囲むガンメタリックに塗装されたバンパーなど、SUVムード満載の力強さなのだ。

 そのSUVらしさ、アウトドア指向はルーム内にもたっぷりと見られる。スピードメーターやエアコンのエア噴き出し口は丸い外周がオレンジに彩られ、アウトドアウオッチ風な感覚。インパネ上のグローブボックスなど、シルバーでX字状の打ち込みがあり、まるで工具箱のようなデザインなのだ。さらにシートには撥水加工が施され、濡れた体のまま車内に飛び込んでも大丈夫だし、犬などペットと同乗させる場合にも安心だ。また、ラゲッジルームのボードは樹脂製、リアシートバックにも汚れ防止処理がされ、汚れ物を搭載することにも対応している。

 この「GEAR」、外観だけなら、フロントマスク以外、サイドビューもバックビューも通常のスペーシアとほとんど同一なのだが、実際に乗り込んでみた印象はまったく違う。とにかく随所に“遊び心”が散りばめられた、スズキからの、『さあ、このクルマでアウトドアライフを存分に楽しんでください!』という提案を盛り込んだクルマに仕上がっているのだ。

実用性と楽しさを両立させたキャラクター!

 ドライバーズシートに乗り込むと座面が暖かい。この「GEAR」にはシートヒーターが装備されており、寒冷地のドライバーにはありがたいところだ。そのシート本体も基本的には分割式ベンチシートなのだが、決してホールドは悪くない。ハイトワゴン車なのでどうしても立ち気味のポジションになるが、これならどんな体形のドライバーにも対応できるだろう。またウインドウエリアが大きいため、全方向の視界が良いのもポイント。斜め後方の死角がないのは車庫入れなどの安心感につながる要素だ。

 しっかりと手になじむ皮巻きステアリング、シフトノブを操作して街路に走り出す。スペーシア系の全車にマイルドハイブリッドが搭載されているが、もちろんこの「GEAR」も同様。そのため、通常のスタートはモーターが担当する。ただ、すぐさまエンジンが掛かり加速するため、モーター単体で走行する時間はわずかなのだが、このスタート時とフル加速時にはトルクフルなモーターがしっかりとサポートしてくれる。ドライバーを含めると1トンを超える車重に、64馬力のターボエンジンなのだから、強烈な加速感を期待してはいけないが通常走行ではまったく問題はない。

 またZXターボにはパドルシフトが装備され、CVTながら擬似的シフト操作ができ、さらにメーカーオプションである「全方位モニター用カメラパッケージ」を選択すると、ヘッドアップディスプレイ上にタコメーターが表示され、エンジン回転のアップダウンを視覚的にも楽しめる。

 圧雪路面では4WDが機能してまったく問題なく走行できた。また、あらゆるユーザー層に対応するためなのだろうが、ステアリングの取り回しが軽いのだ。これならば女性や高齢者にも運転しやすいはず。このあたりもユーザー層を拡大するための施策なのだ。また、傾斜のある深いわだち積雪路にも乗り入れてみたが、アクセルを踏み込むとリアタイヤの駆動がしっかりと感じられ、車高の高いハイトワゴンらしからぬ走破性もみせてくれる。

 いずれにしても、軽ハイトワゴンというジャンルに新しいキャラクターを持ち込んでくれた「GEAR」には大きな可能性を感じる。ユーザーの嗜好や環境をリサーチし、それぞれのライフスタイルに合わせた多様な車種を次々と提案してくれるスズキ、それこそが軽自動車業界の雄たる“底力”なのだろう。

スズキ車すべてに対応する基幹店!

 さて、今回の試乗に協力いただいたのは、札幌新道内回り線沿いにあるスズキアリーナ札幌東。以前は中古車の展示販売スペースだったところを5年前に一新して、スズキの軽自動車、普通車を問わずすべての車種を扱う基幹店へと拡大したそう。札幌新道側と屋外展示スペースに面したガラスエリアが大きく広がり、明るい印象を与えてくれる。ここにセールススタッフが6名、サービススタッフも6名のほか20数名が勤務、スズキのディーラーを代表する大型店である。

 広い店舗スペースを有効に活用し、ファミリー向けにキッズコーナーや授乳室も完備、商談コーナーも余裕のある造作で、駐車スペースもたっぷり。さらに作業用のリフトが並ぶ整備工場はショールームからも見られ、マイカーの整備作業も確認でき、ユーザーの安心感も得られるという。

 その広いショールームにはスペーシアをはじめとする軽自動車ばかりではなく、イグニス、エスクード、クロスビーなど人気の普通車も並んでいる。車検や修理、メンテナンスサービスの他、保険などユーザーの要望すべて対応するスタッフが揃っているスズキアリーナ札幌東、スズキ車に関心のある方、ぜひ一度足を運んでみたらいかがだろう。

ディーラーメッセージ

スズキアリーナ札幌東
カーライフアドバイザー
中村 健太さん

 好評をいただいているスペーシアにSUVテイストを加えた“GEAR”というグレードが誕生しました。その最大のポイントはフロントマスクがジムニーのような躍動感を加えたところ、そして室内もアウトドアユースに最適な仕様になった点です。そのあたりはお客様からの反応もよく、『気に入ったよ!』という声を頂いています。ボディカラーも多彩ですし、これまでのハイトワゴンにはなかったジャンルのクルマに仕上がっています。XZターボにはパドルシフトも装備されていますから、マニュアル感覚のドライビングも楽しめます。試乗車も常時ご用意しておりますから、これまでのスペーシアとはひと味もふた味も違う楽しさを体感してみてください。ご来店、お待ちしています

主要諸元(HYBRID XZターボ 4WD)

全長×全幅×全高:3,395×1,475×1,800mm
ホイールベース:2,460mm
トレッド:前/1,295mm 後/1,290mm
車両重量:940kg
最小回転半径:4.4m
エンジン:658cc 直列3気筒DOHCインタークーラーターボ
最高出力:64ps/6,000rpm
最大トルク:10.0kg・m/3,000rpm
モーター最高出力:3.1ps:1,000rpm
モーター最大トルク:5.1kg・m:100rpm
JC08モード燃費:24.0km/Lミッション:CVT
ブレーキ:前/ベンチレーテッドディスク 後/リーディング・トレーリング
タイヤサイズ:155/65R14
駆動方式:フルタイム4WD
乗車定員:4名
車両本体価格:1,813,320円(税込)

テキスト:天野 克彦(BIBIMBA天野)、Photo:川村 勲(川村写真事務所)
取材協力:スズキアリーナ札幌東 ℡011-782-2288

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